心肺停止時は必ず除細動?PEAやVTなど心電図波形のポイント
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心室細動(VF)だけじゃない?心肺停止時の心電図波形
救命の処置と聞くと、CPRと除細動を思い浮かべる方も多いと思います。
除細動は患者さんの状態を把握したのち行いますが、心電図波形によって必要かどうかを判断しなければいけません。
なぜなら心肺停止の心電図波形には、除細動が適応とならないものが存在するためです。
心肺停止時の心電図波形はいくつかの種類に分類されています。特徴を知っておくと除細動の際に迅速に判断ができるので、ぜひ覚えておきたいですね。
心電図波形を見極めるポイント!
心肺停止時の心電図波形と除細動の適応は
心室細動(VF) ← 除細動適応!
無脈性心室頻拍(P-VT)← 除細動適応!
心静止(Asystole) ← 除細動適応外!すぐにCPR!
無脈性電気活動(PEA)← 除細動適応外!すぐにCPR!
このとおりとなります。それぞれ確認していきましょう。
心室細動(VF)

心室細動(VF)は突如発生する心停止の原因として最もみられる波形となります。
これは心室が痙攣するため血液を拍出できていない状態です。
心電図では基本の波が見られず、不規則に波打った線がみられます。
除細動が有効ですので、早期に処置を行うことが重要となります。
無脈性心室頻拍(P-VT)

無脈性心室頻拍(P-VT)も心肺停止時の波形です。
心電図で規則正しい波が連続していて、患者さんの脈が触れない状態です。
P-VTも除細動が有効なので、VTで無脈性とわかったらすぐに除細動を実施しましょう。
心静止(Asystole)

心静止(Asystole)は心臓が全く活動せずに静止している状態です。
心電図でも波形はみられず、1本の横線がみられます。
除細動は適応外となりますので、すぐにCPRを再開しましょう。
無脈性電気活動(PEA)

無脈性電気活動(PEA)は、前述したVTやVF、Asystoleのような異常な心電図波形はみられませんが患者さんの脈が触れない状態です。
つまり一見して正常な波形であっても脈が触れないならPEAとなります。
また、院内で起こるPEAでは、「低酸素血症」や「循環血液量減少」が多いと言われています。
Asystoleと同じく除細動の適応がありませんので、すぐにCPRを再開したのち原因検索を行いましょう。
※PEAで必ずしもこの波形が出るわけではありません。以上の波形は一例です。
最後に
いかがでしたか?
医療従事者である以上、処置が必要な場面に遭遇する可能性は高いです。
いざというときに慌てることがないよう心電図をしっかり学習しておきましょう。
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