急性期ケア専門士試験実施方法
当協会の検定試験は、日本全国260ヶ所のテストセンターで受験が可能なパソコン受験のため、交通費や宿泊費など余計な出費を抑えることができます。
地方の方でも気軽に試験を受けることができます。
パソコン受験はキーボード入力が少なく、選択肢のボタンをマウスでクリックする試験なので、パソコンが苦手な方でも受験することが可能です。
全国260会場&試験期間中から
ご都合に合わせて受験可能。
受験資格
受験資格があるか
知りたい方へ
試験申込期間
申込方法
2026年8月28日より申し込み開始。
1週間前後でご自宅に書類一式が届きます。
「受験者専用ページ」アプリから実務経験の申告をしてください。
試験日時
試験会場
全国260ヶ所
受験料
11,000円 (税込12,100円)
試験時間
90分
出題範囲
急性期ケア専門士公式テキスト(第2版) 及び 時事問題
出題数
90問
出題形式
五肢択一
結果通知
結果通知投函予定日:2027年6月
急性期ケア専門士の
認定登録
11,000円 (税込12,100円)
更新料
原則、無料
01
試験申込
2026年8月28日(金)
〜
2027年4月20日(火)
02
受験該当審査
03
CBT試験
2027年5月7日(金)
〜
2027年5月23日(日)
04
合格後、認定登録
05
ココシンク登録
当協会の検定試験は、日本全国260ヶ所のテストセンターで受験が可能なパソコン受験のため、交通費や宿泊費など余計な出費を抑えることができます。
地方の方でも気軽に試験を受けることができます。
パソコン受験はキーボード入力が少なく、選択肢のボタンをマウスでクリックする試験なので、パソコンが苦手な方でも受験することが可能です。
呼吸困難の緊急度判定について,誤っているものはどれか
【解答】4
4.
たとえCO₂ナルコーシスに陥ったとしても人工換気すれば回復する.
しかし低酸素による脳障害は不可逆的でより重大となるため,酸素投与を控えてはならない
発熱患者の初期対応と鑑別診断に関する記述について,誤っているものはどれか
【解答】1
1. 発熱患者に対応する場合,初期対応としては感染症を主軸に考え,感染症が除外された場合に非感染症疾患を鑑別する.感染症の中では敗血症を見逃さないことが重要である
意識障害のある患者への初期対応として,正しいものはどれか
【解答】5
1: 意識障害が重度(JCSⅡ-30 以上,GCS 合計 8 点以下)の場合は,重症度・緊急度が高く,生命の危機を意味する
2: 橈骨動脈触知可:血圧 80mmHg,大腿動脈触知可:血圧 70 mmHg,頸動脈触知可:血圧 60 mmHg を指標とする
3: 吐物による気道閉塞を予防するため,顔を横に向け,側臥位をとる
4:
高体温の場合,涼しい場所に安静臥床させ,衣服を緩め,動脈走行部分を冷却する.
意識レベルが良く,気道確保が出来ている場合は,経口水分補給をすすめる
失神および痙攣の傷病者への初期対応とアセスメントについて,誤っているものはどれか
【解答】2
2: 痙攣発作中に口腔内に物を挿入することは,歯の損傷や ,折れた歯・挿入物による気道閉塞(窒息)を招く危険性があるため,何も挿入してはならない
腹痛を訴える患者のアセスメントと初期対応について,正しいものはどれか
【解答】2
1: 高齢者や糖尿病患者では感覚機能の低下により,重篤な疾患であっても痛みの訴えが少ないことがある.生理的予備能の低下によりバイタルサインの変化が出にくい場合もあるため,訴えの強さだけで緊急度を低く見積もることはできない
3: 急性心筋梗塞では,関連痛(放散痛)として心窩部(みぞおち)や上腹部に痛みを感じることがあるため,腹痛であっても腹腔外の致死的疾患(心筋梗塞や大動脈解離など)を鑑別に挙げることが重要である
4: 診断前の鎮痛薬使用は慎重になる必要があるが,苦痛を緩和するための体位管理(膝を曲げて腹壁の緊張を取る,衣類を緩めるなど)は行う
5: 本人が鼠径部の膨隆を自覚していないこともあるため,必ず鼠径部の観察(ヘルニアの嵌頓がないか)を行う必要がある
頭痛を訴える患者のアセスメントと病態に関する記述として,誤っているものはどれか
【解答】3
3: 高血圧症による頭痛の特徴は,早朝に多く,1~2 時間続き,起床と共に軽減する傾向がある
急性期医療における意思決定支援やコミュニケーションについて,最も適切なものはどれか
【解答】3
1: 医療のプロではない家族にとって,その行為が持つ意味(予後や QOL への影響)を正確に判断することは難しく,結果として「何かあった時に後悔したくない」という感情のみで延命処置が選択されやすく,家族に過度な精神的負担や罪悪感を負わせる原因となる可能性がある
2:
3 ステージプロトコールでは,以下の順序が重要とされている
Stage1(病状の共有):まず医療者と患者・家族の間にある認識のギャップを埋める
Stage2(ケアのゴール):本人の価値観や大切にしていることを聞く(ACP)
Stage3(治療方針):価値観に合った治療方針を医療者が提案(おすすめ)する
いきなり「どうしたいですか(希望)」を聞くことは,適切な判断材料がないまま決断を迫ることになる可能性がある
4: 意思決定には「情報」だけでなく「感情」や「価値観」が大きく関わる.看護師は患者の日常生活や価値観を把握しやすく,また医師の説明に対する家族の理解度や感情のケアを行う上で重要な役割を担う
5: ガイドラインでは,①本人の意思確認ができる場合は本人の意思を尊重,②できない場合は家族等から「本人の推定意思」を聴取して最善の方針を考える,とされている.家族自身の希望ではなく,あくまで「患者本人ならどう考えるか」という推定意思が優先さされる
高齢者における慢性疾患の急性増悪の兆候とアセスメントについて,正しいものはどれか
【解答】2
1: 高齢者や慢性疾患患者では,典型的なバイタルサインの変化が見られないことがあるため,バイタルサインのみでの判断は危険である
3: 「元気がない」「食欲がない」といった非特異的(曖昧)な訴えは,感染・循環・代謝などの重篤な病態のサインである可能性がある
4: 高齢者の場合,普段の血圧より大幅に低下している場合や,収縮期血圧 100mmHg 未満,心拍数 90 回/分以上の場合はショックを考慮する必要がある
5: 本人からの情報収集が難しい場合でも,表情や行動の変化(いつもと違う様子)を観察し,家族や介護者からの情報と合わせて多角的に評価する
精神疾患をもつ対象における過量服薬(OD)の背景・機序およびその支援について,誤っているものはどれか
【解答】4
4: 「二度としない」という約束(契約)を強いることは,患者を追い詰め,援助希求(SOS)を妨げる原因となる.特に TIC の視点では,医療者による「指示的・管理的」な態度は再トラウマ化のリスクがあり,対等な協力関係(協働)のもとで,安全計画(Safety Plan)を共に作成するなどのアプローチが推奨される
災害時に発生しやすい健康障害や感染症に関する記述として,誤っているものはどれか
【解答】4
4: 破傷風と異なりワクチンはない.そのため,早期発見と外科的処置(デブリードマン等)や抗菌薬投与などの初期対応が極めて重要となる
71 歳男性,激しい胸痛と悪心・嘔吐を訴え,およそ 1 時間後に来院した,胸痛は来院後も継続している
JCS(Japan Coma Scale):I-1,顔面蒼白,発汗,呼吸状態は安定している,SpO₂:96%,体温 36.2℃,血圧 87/58mmHg
以下が来院時の心電図である
この患者の評価または検査,対応として適切なものはどれか
【解答】3
1: 心電図所見から徐脈が認められ,呼吸状態および酸素化の指標であるSpO₂に異常が認められず安定している,よって肺血栓塞栓症の可能性は低い
2: 心電図所見からⅡ,Ⅲ,aVF誘導でST-T変化が認められるため,STの上昇を伴うSTEMI(ST上昇型心筋梗塞)を疑うべきである
4: 脈拍は50~60回/分で徐脈傾向であり,血圧は低下している.さらに顔面蒼白等の所見がみられ,循環動態は不安定と評価できる
5: 心電図所見などから他の疾患を想起しがちだが,特発性食道破裂は常に念頭において評価しなければならない.本症例では嘔吐歴があるため特発性食道破裂の可能性は決して低くなく,鑑別と評価を行うことが大切である
救急外来勤務の看護師が,トリアージのために救急要請からの情報収集中である
65歳,男性.意識レベル低下のため,救急搬送要請あり
既往歴:高血圧,糖尿病,過去に胃・十二指腸潰瘍による吐血歴あり,アルコール性肝機能障害.
現病歴:ここ1か月は食事が進まず,食事量が3割程度に減少.本日午前中から下痢があり,夕食時に嘔吐し,その後,意識レベルが低下したところを家族が発見し救急要請となった.
救急隊からの情報: 体温,37.9℃,血圧,70/50mmHg,脈拍,110回/分(不整なし),SpO₂,92%(酸素投与なし),頻脈聴取,四肢末梢冷感あり,CRT3秒.呼吸回数 28回/分,浅表性呼吸,両下肢に浮腫あり
Q1 この患者の第一印象,一次評価,初期対応として,正しいものはどれか
【解答】1
2: 血圧70/50mmHgは低血圧であり,代償機構が破綻した非代償性ショックの状態である.早期ショックでは通常,血圧は維持される
3: 本日午前中からの下痢・嘔吐,過去に胃・十二指腸潰瘍による吐血歴があることから,循環血液量減少性ショックが最も疑われる.頻脈(110回/分)はショック状態(低血圧)に対する生体の代償反応である可能性が高く,救急隊からの情報で脈拍は「不整なし」と聴取されているため,不整脈による心原性ショックである可能性が最も高いとは言えない
4: 酸素投与なしでのSpO₂ 92%は,低酸素血症の適応基準である室内気にてPaO₂60mmHg未満あるいはSpO₂ 90%以下に近い低酸素状態である.ABCDEアプローチにおいて,呼吸の安定化は循環に優先されるため,酸素投与は重要な初期対応である
5: ショック指数が1.5は出血性ショックの重症度分類においてClass IIIに相当し,推定循環血液量欠乏量は30∼40%で重度なショック状態であると判断される
【病棟での状況】 前問の65歳男性患者は,救急外来で初期対応後,急性期病棟へ入院となった.輸液管理と昇圧剤で循環管理を行っていたが,深夜帯に見回りに行った看護師が患者が大量に吐血しているのに気づいた
夜勤看護師の観察所見: 患者は呼びかけに反応はあるが,開眼せず唸っている(意識レベル低下).体は熱感を帯び,発汗が著明.呼吸回数 32回/分(浅い),脈拍 130回/分(不整あり).血圧85/40mmHg,SpO₂ 91%(酸素3L/分 投与中)
Q2 看護師の「急変発見時の初期対応」として,誤っているものはどれか
【解答】3
患者は重度なショック状態にあり,さらに大量吐血が確認されている.ショックの原因が出血であるため,まずは出血による循環血液量減少性ショックの是正(輸液・輸血)が優先される.発熱やqSOFA陽性から敗血症の可能性も考慮されるが,生命に直結する大量出血がある場合,感染源の特定や抗菌薬投与を優先し,輸液・輸血を保留することは,ショックの進行を招く恐れがある