薬剤ケアの「なんとなく」から卒業へ――参加者の学びと実践への深化
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2026年2月26日(木) PROto「「もう迷わない薬剤ケア ー 不安を自信に変える実践知識」第2部」を開催しました。
講師
医療法人徳洲会 湘南鎌倉総合病院 薬剤部 主任 藤村 一軌先生
本セミナーは、急性期ケア専門士有資格者の皆さまを対象に開催いたしました。
多くの専門士の方にご参加いただき、非常に高い満足度の評価をいただいています。
「血中濃度をイメージする」という最大の学び
第2部で繰り返し強調されたキーワードは「くすりの動きをイメージする」という視点でした。
参加者からは、「血中濃度のイメージを持つことができた」「半減期の考え方が整理できた」「抗菌薬の投与方法の意味が明確になった」といった声が寄せられました。
これまで“知っているつもり”だった薬剤について、「どこで代謝されるのか」「透析で除去されるのか」「活性代謝物はあるのか」と、もう一段深く考えられるようになったことが、大きな変化として挙げられています。

透析・腎機能障害への理解が実践レベルへ
特に多かったのは、透析や腎機能障害に関する理解の深化です。
「透析で抜けやすい薬の特徴が整理できた」「透析の投与タイミングを意識していきたい」「腎機能低下時の抗菌薬投与の考え方が明確になった」といった具体的な実践につながる学びが共有されました。
ICUや透析領域で勤務されている専門士の先生方からも、「明日からの業務に直結する内容だった」との声があり、臨床現場での応用を強く意識した内容であったことがうかがえます。
医師のオーダーを「読み解く力」へ
印象的だったのは、「医師の指示をそのまま実施するのではなく、背景を理解して判断したい」という気づきです。抗菌薬の初期投与量、投与回数、持続投与の意義などを再確認し、「投与前に一度立ち止まり、薬の動きをイメージする」という姿勢の重要性が共有されました。
急性期ケア専門士として求められるのは、知識の有無ではなく、患者の状態と薬理を結びつけて判断できる力です。今回の学びは、その専門性をさらに磨く機会となりました。

学びを「専門性の深化」へ
「薬理が苦手意識のある分野だったが理解が深まった」「薬剤師の視点からの整理が非常に有意義だった」「第1部も改めて復習したい」といった声からは、継続的な自己研鑽への意欲も感じられました。
くすりの動きをイメージできることは、有効な薬物治療の実践と副作用回避の両立につながります。急性期の現場で“迷わない”判断ができる専門士へ。日本急性期ケア協会は、資格取得後も学び続ける専門職を支援してまいります。
急性期ケア専門士は急性期ケア・急変対応におけるスペシャリストです。
状態変化の兆候をいち早く察知し、アセスメントから初期対応、医師への報告など急性期におけるケアの実践を行えることを目指す資格です。
また、病院だけでなく地域医療に携わる医療スタッフの方にも、在宅時から基幹病院へ【命のバトンをなめらかに】つなぐために実践できるノウハウを習得できます。
もしもの時の対処に自信がない方や、急変対応をもっと深く学びたい方は、ぜひ受験をご検討ください。


