START法によるトリアージとは?4色判断基準や具体的な手順について事例を用いて解説!
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トリアージとは、フランス語のtrierが由来とされ、「選別する」という意味があります。
医療の現場では、患者の診療の優先順位を決定する一つの過程として行われます。
その中で「START法によるトリアージ」は主に災害現場や多数傷病者が発生している状況で用いられます。
この記事では、「START法によるトリアージ」について分かりやすく解説します。
START法によるトリアージとは
START法は、主に災害現場や多数の傷病者が発生したような場合に、迅速に治療の優先順位を判断するための手法です。
Triage(選別)の基本として、限られた医療資源を効率的に配分し、救命の可能性を最大限に引き出すために行われます。
Jump START法との違いは?
主に小児を対象としたトリアージ手法であり、START法をベースにしつつ、呼吸や脈拍の基準が年齢や発達段階に合わせて調整されています。
START法を使用する場面とは?
前述しましたが、災害時や多数傷病者発生現場など、医療提供能力を大幅に超える傷病者が発生した状況で使用されます。
START法のトリアージタッグ4色の判断基準
トリアージタグを用いて、以下の4区分で状態を評価・区分します。
トリアージタグは、搬送や治療の優先順位を現場で共有するための重要な情報となります。
・赤(緊急):即時の治療が必要(最優先治療群)
・黄(準緊急):緊急度は中等度、待機可能(非緊急治療群)
・緑(軽症):歩行可能な軽症群
・黒(死亡・救命不可):すでに死亡、または救命困難

START法トリアージの具体的な手順とフローチャート
START法では、歩行可能かを確認した後、呼吸、循環(橈骨動脈の触知や毛細血管再充満時間)、意識レベルの順に評価します。
これらの項目を30〜60秒程度で迅速に判定し、トリアージタグの色を決定します。

実際にSTART法を活用しよう
災害現場でSTART法を用いて一次トリアージを行います。事例の傷病者のトリアージを考えてみましょう。
(解答を見るには▶を押してください)
事例①
状況:呼吸数40回/分、橈骨動脈は触知不可、意識障害あり。
事例②
状況:自力歩行にて避難している。
事例③
状況:呼吸なし、気道確保しても呼吸再開せず。
事例④
状況:自力歩行不可、呼吸はやや早く28回/分、橈骨動脈は蝕知可能で脈拍数は90回/分、離握手の指示に従える
まとめ
START法は、災害現場という極限状態において、傷病者の状態を迅速に評価し、適切な治療群へ振り分けるために必要不可欠な技術です。日頃からの訓練が救命につながります。
参考: トリアージ(START法)|知っておきたい臨床で使う指標[9] | 看護roo![カンゴルー] 最終アクセス2026.07.28